2025.05.28
斜線制限ってなに?
こんにちは!
設計部の長谷川です。
最近日々の気温差、その日の朝夕の気温の差で体がどうにかなってしまいそうです。
皆さんは体調崩されていませんか?
前回は住宅の採光に関して書かせていただいたと思います。
今回は斜線制限についてのお話をさせていただこうかと思います!
早速行きましょう!!
…ちょっと!斜線制限って何!?そこの説明も無しにいきなり本題に入るなんて
ちょっと気が早すぎやしゃーせんか?おっと!どうもしゃーせんでした!!!
またまた今回も素晴らしい入りが決まりました!👏
さあ行きましょう!
斜線制限の種類
まず、住宅を建てる際には、いくつかの斜線制限があります。
1.道路斜線制限
2.北側斜線制限
3.隣地斜線制限
と3つの斜線制限があります。
斜線制限とは文字通り、ななめの線が鍵になります!
今日はその3つの中から、一番登場の多い、道路斜線制限についてお話しさせていただきます!
道路斜線制限の考え方!
まずは下の画像をご覧ください。

この画像の赤文字と赤丸部分がポイントです!
簡単に言うと、お家を建てる敷地の前の道路の向こうから1:1.25の斜線を引いて
その斜線の中に建物の高さを納めてね!という決まりです。
また、計算で求める際は、道路の幅4,000と道路境界から建物までの2,466を足した6,466に
1.25を掛けた数字が、地盤から建物の高さの6,550を超えればOKということになります。
こちらを計算式で表すと、
6,466×1.25=8082
建物の高さの6,550を超えているので、この建物は道路斜線制限クリアとなります!
なぜ道路斜線が必要なの?
制限をクリアする必要があるのは、なんのために?ってなりますよね??
それは、道路の採光や通風、周囲の建物の採光や通風の確保が目的とされているようです。
また、計算の中に登場した1.25という数字は用途地域によって1.5になったりします。
1.5になるとかなり有利に働いてきます!

1枚目の画像と比べると、かなり余裕ができたのが分かっていただけると思います。
これが、さらに平屋だったら…もう無敵になった気分になりますね!
条件クリアが難しい時の「緩和」
…と、ここまで長々とお話しさせていただきましたが、
道路の幅次第ではありますが、一般的な2階建ての住宅であれば、クリアになることが多いです。
ですが、条件によっては難しい時もあります。
そういった時は「緩和」というものもあります。
また、2方向が道路に面していたりしたらどうするの!!など
そのあたりのお話までしてしまうと、これまた長くなってしまいますので
またの機会にお話しできたらと思います!
最後までお読みいただきありがとうございました!
長谷川 友祐 設計士